こんにちは、つっきーと申します。
バトグラで自己最高レートの9300を記録したので何かバトグラの記事を書きたくなりました。(現在はレート9000まで落ちましたが・・・)
昨今はレート上位勢の方々が提供する素晴らしい情報や記事が溢れる中、
戦術等やヒーロー解説等は上位勢の方に任せ別アプローチの記事を書こうと思います。
バトグラには様々なヒーローがいますが、そのほとんどが他のゲームモード出身のキャラクターであり、ヒーローパワーもそのキャラクターをモチーフにしているのはご存じでしょうか。
バトグラからHSに関わった方バトグラ専の方に向けて、
より楽しんでもらえるtipsとして元ネタやプロフィール等を解説できればと思います。
なお一度に紹介するには多すぎるので、
ヒーロー毎に分類を分けて数体ずつ紹介していこうと思います。
今回は探検同盟の4人とそのライバルの大悪党についてです。
【記事概要】
紹介の方法としては
【初登場】:ヒーローがHSに初登場した拡張、ゲームモード
【再登場・リメイク】:ヒーローのリメイクや再登場
※カード画像は公式のカードライブラリーのリンクを掲載します。
【概要】:ヒーローのカードとしての活躍、エピソードの解説
【ヒロパ】:ヒーローパワーの元ネタの解説
といった形をとる予定です。
拡張の一覧は下記に公式のリンクを掲載します。
またHSの世界観はWorld of Warcraftの世界観や設定が生かされてるものが多いので、
該当する内容は黒いファラオさんのツイートを引用しています。
かなり詳しく面白く記載されていますので是非フォローしましょう!
※掲載の許可を頂きこの場を借りて感謝いたします。
【探検同盟とは?】
2015年12月11月にリリースされたアドベンチャー「リーグ・オブ・エクスプローラー」で初登場し冒険考古学者によって結成された探検隊です。
WOWで探検同盟はブラン・ブロンズビアードが設立したアライアンスの探検家と考古学者の団体で、いろんなクエストで活躍しているブランと彼の弟子ハリソン・ジョーンズで有名です。ハースストーンのオリジナルキャラたちもいまはWOWに逆輸入されて登場しています。 pic.twitter.com/GCIRY91KdC
— 黒いファラオ (@dice468101220) 2020年2月9日
ちなみに上記拡張はHSが日本語化して初めて出た拡張で、
バトグラでもおなじみの「発見」ギミックが初収録された歴史的な拡張です。
探検同盟はアドベンチャーの中で各地に散らばった古代の秘宝「起源の杖」のパーツを探して完成させることを目標にしており、プレイヤーとお宝探しの冒険を繰り広げます。
また悪党同盟による世界の危機に対して「突撃!探検同盟」にて再登場。悪党同盟や災厄王と世界を賭けた戦いに挑みます。
本記事ではバトグラにも登場している探検同盟のメンバーとそのライバルとなる大悪党の元ネタを解説します。
【レノ・ジャクソン】
【初登場】:リーグ・オブ・エクスプローラー(2015)
【再登場・リメイク】:突撃!探検同盟(2019)
恐怖の遺産(2019)
ガラクロンドの目覚め(2020)
【概要】:
「世界的に有名な考古学者で探検家でトレジャーハンター」(自称)
お宝に目がなく見つけた財宝で「大金持ち」になることを夢見る男。
冒険家にあるまじき注意力の無さと自制心の無さから数々のトラブルを起こすが、
持ち前の才能と腕力でなんだかんだ解決してしまう背の高いイケメンタフガイ(自称)。
その上腕二頭筋は力こぶと供に大爆発を引き起こします。
「突撃!探検同盟」シネマティック・トレーラー | ハースストーン - YouTube
ちなみに本人も知らない大きな秘密を抱えおり、詳細はネタバレになるので伏せますがスキンの「レノゴス」と関係があります。
(気になる人はガラクロンドの目覚めをプレイしよう)
王道HSでは初登場時に初めてハイランダー構築(各カード1枚積みデッキの名称)を定義したカードとなりハイランダーデッキを環境に浸透させました。HSにおいてハイランダーデッキの事をレノ〇〇と呼ぶようになった由来にもなっています。
ヒーローパワー名の「大金持ちになれるぞ!」は登場時のセリフ。このセリフと供に完全に回復されてしまいゲームを逆転してしまう、レノの代名詞です。ちなみに回復をダメージに変えるカードを使用した際は確実に自分のライフを0に出来ます。
初登場から4年後にリメイク。バトグラの画像になっている「異物学者レノ」としてメイジクラスのカードになって再登場。再々リメイクとなった「アメージング・レノ」と供に圧倒的な除去性能からハイランダーメイジでの切り札となります。
【ヒロパ】:
ヒロパの効果は元ネタのカードの効果とは直接関係ないが「大金持ち」≒「ゴールデンの生成」から来たと思われます。
ヒロパを打つ際出るビームやクルクルしてるエフェクトは「異物学者レノ」の効果エフェクトと同じものとなっており、レノの持つ武器「ガトリングワンド」のエフェクトになっています。(恐怖の遺産で登場したお宝カードです。)
【恐竜使いブラン】
【初登場】:リーグ・オブ・エクスプローラー(2015)
【再登場・リメイク】:突撃!探検同盟(2019)
恐怖の遺産(2019)
ハースストーン・カードライブラリー ※ファイアブランドは関係ないです。
【概要】:
探検同盟を創設したドワーフ、ブロンズビアード兄弟の三男(長男:マグニ、次男:ムラディン)
探検同盟の中で唯一WOW出身のキャラクターです。他の3人はHSオリジナルのキャラクターとして生み出され人気の高さからWOWへ逆輸入されています。
王道HSでは3コストで及第点となるスタッツ、雄たけびを2回発動するという固有の効果を持つレジェンドミニオンとして登場。
登場時より様々なデッキ、コンボのキーパーツと活躍を見せ、スタン落ちの現在でもワイルドで一線級のカードとして活躍しています。(はちゃめちゃコンボ動画の常連)
レノと同時期にハンターのクラスカードとしてリメイク。
HSにおいて古くから愛されている「キングクラッシュ」を召喚するフィニッシャーとして、スタン落ちまでハイランダーハンターとして活躍。そのカードパワーの高さから一度ナーフを受けましたがスタン落ち後にナーフ前に強化されました。
探検同盟の中で唯一リメイク後のカード名がバトグラでのヒーロー名になっています。
おそらくヒーローとしての実装前にミニオンとしてブラン・ブロンズビアードが実装されていたので、混乱や重複を避ける為の意図した仕様かと思われます。
【ヒロパ】:
元のカードが雄叫びに関係する為それを現わした効果となっています。
ヒーローパワーのイラストに使われている画像はおそらくキングクラッシュの足跡?
【エリーズ・スターシーカー】
【初登場】:リーグ・オブ・エクスプローラー(2015)
【再登場・リメイク】:大魔境ウンゴロ(2017)
突撃!探検同盟(2019)
恐怖の遺産(2019)
【概要】:
探検同盟の紅一点のエルフ。
「地図職人(ザ・カートグラファー)」のコードネームを持ち、地図の作成や計画の立案、癖のあるメンバーのまとめ役兼ツッコミ役など探検同盟の縁の下を支えている。
アランナとは姉妹関係(姉)
王道HS初登場時はデッキに地図を混ぜて宝を探し出すと効果となっておりエリーズの地図職人というデザインがとても良く表現されています。
構築では主にコントロールウォリアーに採用されており、、デッキにカードを混ぜることによるファティーグ(デッキ切れ)対策兼フィニッシャー要員として活躍。
この時期のHSの女性キャラクターはほぼ全員目が光っていた中で、数少ない目が光っていない女性キャラクターとしても一部で話題に。またHS界の中では絶滅危惧種並みに少ない眼鏡っ娘です。
キャラ人気も高く、他のメンバーに先駆けてリメイクが行われた上に、ドルイドのヒーロースキンにもなっています。
バトグラのイラストはヒーロースキンのイラストになっています(何故か唯一目が光ってるイラストがチョイスされています)
初リメイク時はウンゴロへの案内人として再登場。
「大魔境ウンゴロ」トレーラー - YouTubeデッキにパックを混ぜて引けたらゲーム中にパック開封が行えるという驚きの効果。こちらも大元のエリーズと同じくファティーグ対策兼バリューを稼ぐ役割としてコントール系統のデッキで採用されていました。
再々リメイク時はスキンと同じドルイドのカードとして登場。手札をコピーは他の探検同盟の効果と比べて地味に見えますが、強力なレジェンドカードのコピーを作成することで大幅なバリューアップを行える強力なカードです。
主にハイランダードルイドで採用されゼフリスやアレクストラーザをコピーして大幅なアドバンテージを稼いでいました。
またデッキを引き切るとハイランダー構築でなくても効果が適用される為、クエストドルイドやマリゴスドルイドのフィニッシュ手段の補助やシェフ・ノミをコピーした第2の勝利プランとしても活躍しました。
【ヒロパ】:
「探検隊長」はウンゴロで再登場時した際に隊長を名乗っている所から付けられた名前かと思われます。
手に入る人材募集地図はまさに地図職人としてのキャラクター、堅実にミニオンを発見するのはエリーズの性格をよく表しているヒロパとしてのデザインが見て取れますね。
【サーフィンレー・マルグルトン】
【初登場】:リーグ・オブ・エクスプローラー(2015)
【再登場・リメイク】:突撃!探検同盟(2019)
恐怖の遺産(2019)
【概要】:
探検同盟のメンバーであり紳士であり騎士であり何よりマーロック。
マーロックの中でも非常に珍しい人語を話せる存在であり、人語の他にも14の方言で「ムラァグル」を話せるなどかなりの博識です。
騎士と呼ぶにふさわしい勇敢さを持ちますが、お宝に対して目をハート型にしたりと探検同盟のマスコット的な立ち位置を取っています。
探検中に捕まったナーガ族の夕食にされそうになったり、その小ささからか災厄王のおとり役として酷い目に合わされることもしばしば。
「恐怖の遺産」シネマティック・トレーラー | ハースストーン - YouTube
王道HS初登場時は初めてヒーローパワーを変更するカードとして実装、
当時は1/1/3と言うステータスは中立カードには存在せず、ウォリアーやシャーマンなどヒーローパワーがアグロ寄りではないヒーローもアグロ寄りに変更できることから様々なアグロデッキに採用されました。
スタン落ち後のワイルドでは海賊ウォリアーを中心にアグロデッキで活躍。
強力なヒーローカードが実装されてからは相手のヒロパに対するカウンターカードとして運用されました。
相手とヒロパを入れ替えるカード→サーフィンレーの雄叫び→変更したヒロパを相手に返すことで相手のヒロパを上書きするコンボで環境トップにいたヒーローカードのコンボデッキを爆発させることもあったとかなかったとか。
レノ、ブランと同時期にパラディンのクラスカードとしてリメイク。リメイク時はハイランダーの条件付きだが発見するヒロパが強化ヒロパになる効果で実装。
他の探検同盟メンバーのリメイクの際はリメイク前と同じパワー/体力で実装されていますが(エリーズはウンゴロの際のスタッツ)、サーフィンレーは2/2/3と唯一別スタッツになっています。これは1マナ→2マナヒロパの動きが強力っだ為、攻撃力1をサーチする呪文があった為の調整という説が有力です。
リメイクの実装当時はパラディンのハイランダーがそこまで強くなく、あまり環境に顔は出していませんでした。(1マナなら環境にいたかもしれない)
その後マーロックを一斉展開するコンボデッキが開発されマーロックであるサーフィンレーも環境デッキに採用されるようになります。しかしながらその役割はマーロックの数合わせ。レジェンドであるにも関わらずリバー・クロコリスク」と呼ばれることも。
環境終盤になるとワイルドのカードが期間限定で復活する様になり、強力なパラディンのハイランダーデッキが開発されました。その際ハイランダーの有用なカードとして採用されており最終的には期待通りの活躍を見せていました。
【ヒロパ】:
ヒロパの発見はサーフィンレーの元のカードの効果そのままです。
サーフィンレーはヒロパのリメイクが行われており、
リメイク前は「(1)ランダムな味方ミニオンに+1/+1付与する、自分がミニオンを売った再度使用可能になる」と言う効果ですがこちらに関しては何故サーフィンレーのヒロパとして実装されたか不明です。最弱レベルの効果でもあったのでリメイクされて良かったです。
【大悪党ラファーム】
【初登場】:リーグ・オブ・エクスプローラー(2015)
【再登場・リメイク】:爆誕!悪党同盟(2019)
【概要】:
「史上最高の考古学者」を自称するイセリアル。イセリアルは実体を持たないので包帯で体をグルグル巻きにしています。
ハスならラファームの種族で有名なイセリアルは体を持たずに宇宙を旅行でいる種族で、ゴブリンにも負けない、むしろゴブリン以上に商才に長けた種族です。利益のためなら略奪に近い行動も拒まないイセリアルは崩壊中の混乱状態のアウトランド各地で動いています。 https://t.co/TFon7K0BPH pic.twitter.com/ouGLacMJRw
— 黒いファラオ (@dice468101220) 2020年3月18日
「史上最高の考古学者」を名乗るだけ合って考古学やお宝に対する豊富な知識を持っていますが、主に宝物は他人の博物館からいただいていきます。
リーグオブエクスプローラーでは起源の杖をめぐり探検同盟と対立、起源の杖を手に入れた際はプレイヤーのデッキまで盗み出す荒業を披露します。
この時の台詞はHS史上に残る名言として一種のミームとなっています。
最終的に探検同盟に敗れてしまいますが、
その後これまで主人公達に負けてきた数々の悪役(ハガサ、ラズール、キング・トグワグル、Dr.ブーム)を集めて「悪党同盟」を結成する大悪党となります。
ラファームは大いなる目的の為にダラランを国ごと強奪し、ウルドゥムの災厄王を復活させ、最終的には世界を滅ぼす「ガラクロンド」を復活させます。
2019年のドラゴン年は、悪党同盟と探検同盟の戦いを1年を通じて描いた大規模なストーリーとなっています。トレーラーやアドベンチャーで物語を体験できますので結末が気になる方は是非プレイしてみてください。(個人的にHS最推しストーリー、ラファームも推しキャラクターです。)
なお悪党同盟の立ち上げる際は路上でビラ配りして団員を募集する地道な活動もしています。
ラファームの人材募集 パート1:悪党同盟の創設 | ハースストーン:爆誕!悪党同盟 - YouTube
王道HS初登場時は9/7/8と巨大なマナコスト持つレジェンドとして登場。雄叫びで強力な固有の呪文を発見できるが登場時何も盤面に干渉出来ない欠点があります。その為ランプドルイドで採用があった程度で環境レベルのカードは良いにく性能でした。
(俗に言う闘技場だと強いカード)
リメイク時はウォーロックのクラスカードとして再登場。7/7/8のスタッツで挑発を持ち弱点で合った盤面への干渉を克服しました。
デッキと手札を全てレジェンドに変更すると言うド派手な効果を持ちますがレジェンドへの変更はランダム要素が強く、既に過去と比べてインフレが起きていたのもありズーウォーロックのフィニッシャーとして採用されるかどうか程度の性能でした。
ラファーム本体よりもラファームの計略(呪文)の方がワイルドで凶悪なコンボデッキのパーツとして暴れた時期がありましたので、自ら戦うよりかは知略で戦うキャラクターなのかもしれないです。
【ヒロパ】:
大本のカード効果とはあまり関係はないが盗みを働くラファームの性格を表現しているヒロパ。ヒロパのイラストはリーグ・オブ・エクスプローラーにて収録された「ラファームの呪い」と同様の物になります。
今回は第1弾として5ヒーローの紹介となりましたが、
このぐらいの量でで1~2週間毎に続編を出していければと思っています。
反響が多きければモチベーションが上がって早めに続編の作成をしようと思います。